電機大手の蘭Philips(アムステルダム)は17日の決算発表で、従業員4,500人の削減方針を明らかにした。業績悪化を受けて打ち出したコスト削減計画の一環として行う。2014年までに年間コストを8億ユーロ圧縮する意向だ。
\同社は2011年4-6月期(第2四半期)決算の最終損益が13億4,500万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(2億6,200万ユーロ)から大幅に悪化。7-9月期(第3四半期)も最終利益が前年同期比85%減の7,600万ユーロと振るわなかった。調達コストの上昇や減収が響いており、第3四半期の売上高は1.2%減の54億6,000万ユーロへと落ち込んだ。
\Philipsは現在、業績不振のテレビ事業を中国企業TVPに売却する方向で交渉している。交渉は建設的に行われているものの、当初予想よりも進展が遅れているという。決裂した場合は同事業について他の可能性を検討する意向だ。
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