研究機器大手の独Sartorius(ゲッチンゲン)は10月26日、フィンランドの同業Biohitから液体ハンドリング事業を6,800万ユーロで譲り受けると発表した。当該事業のポートフォリオを拡充する狙い。取引はBiohitの株主総会と当局の承認を経て12月にも成立する見通しという。
\Biohitの当該事業は従業員数が約400人。機械式・電動ピペット分野の世界最大手で、2010年はおよそ3,800万ユーロを売り上げた。売上高営業利益率は約13%に上る。
\SartoriusはBiohitの同事業買収に伴い、フィンランドと中国の工場および計8カ国の販売会社も取得する。同買収は2012年から増益に寄与するという。
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