世界最大の風力発電設備メーカーVestas(ラナース)は10月30日、2011年の業績予測を大幅に下方修正した。9月に稼働した独トラーフェミュンデの発電機工場で予定通りに生産が進んでいないためで、売上高を従来予測の70億ユーロから64億ユーロ、売上高営業利益率を同7%から4%に引き下げた。さらなる下方修正の可能性を否定していない。
\同社はこれまで、風力発電のタービンと駆動装置を生産してきた。トラーフェミュンデ工場では同社初の発電機を生産しているが、技術的なトラブルが発生。同工場で今年度に予定していた売上高6億ユーロは来年度にならないと実現できない見通しとなった。
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