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2011/11/9

企業情報

MAN SE―7-9月期受注が前期比7%減に―

この記事の要約

商用車大手のMAN(ミュンヘン)が2日発表した2011年7-9月期(第3四半期)の新規受注高は40億9,600万ユーロとなり、前期比で7%減少した。ギリシャなどの財政危機や信用不安が反映されたもよう。競合も受注減に直面し […]

商用車大手のMAN(ミュンヘン)が2日発表した2011年7-9月期(第3四半期)の新規受注高は40億9,600万ユーロとなり、前期比で7%減少した。ギリシャなどの財政危機や信用不安が反映されたもよう。競合も受注減に直面しており、Scaniaは11月から減産を開始、Volvoも来年から同様の措置を取る。MANの新規受注は前年同期比では10%増加した。

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同社の受注はこれまで順調に拡大、第2四半期は前年同期比で18%の伸びを記録した。ここにきて足元の欧州市場で需要が鈍っており、この傾向は今後さらに強まるとみられている。

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第3四半期決算の最終利益は1億8,000万ユーロで、前年同期を9%下回った。営業利益も3%減の3億2,100万ユーロに後退。売上高は7%増の40億3,400万ユーロで、売上高営業利益率は前年同期の8.6%から8.0%へと落ち込んだ。

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2011年通期の業績予測は据え置いた。売上成長率で10~15%、売上高営業利益率で8.5%強を見込む。

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