エネルギー大手のRWE(エッセン)は16日、一般世帯向けの熱電併給システム事業に参入すると発表した。ドイツのエネルギー政策転換を受け、分散型エネルギーのニーズが拡大すると予想。暖房・給湯機メーカーのVaillantと提携し需要を掘り起こしていく。
\Vaillantと共同開発した1~2世帯向けの熱電併給システム「ecoPOWER 4.7」を販売。設置や保守などのサービスも提供する。
\ecoPOWER 4.7はエネルギー源として天然ガスを利用。その時々の必要に応じて電力を1.5~4.7キロワット(kW)、熱を4.0~12.5kW生産する。家庭の電力消費量をカバーできないときは、外部の電力網から再生可能エネルギー由来の電力を取り込む。エネルギーの利用効率は90%超で、家屋の一次エネルギー消費量を3分の1以上、二酸化炭素(CO2)排出量も最大50%削減できるという。
\外部の電力網で再生可能電力の供給量が需要を上回っている場合は、余剰電力を取り込んで熱の形で蓄え、利用できる。
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