独情報通信業界連盟(Bitkom)は22日、2012年に売上高が増加すると予想する国内の情報通信技術(ICT)企業は全体の69%に達するとのアンケート調査結果を発表した。減収を見込むのは11%にとどまっており、ユーロ危機や世界経済減速の影響は現時点で極めて小さいもようだ。Bitkomのディーター・ケンプ会長は「受注状況は極めて良好だ」との見方を示した。来年の業界売上高は今年を2%上回る1,480億ユーロを見込む。
\Bitkomによると、製造業とサービス業からの引き合いが特に強い。クラウド・コンピューティングやスマートフォン/タブレットPCの人気も追い風となっている。
\2012年に増収を見込む企業の割合が最も多いのはITサービスで、79%に達した。これにソフトウエア(同76%)が続く。ITハードウエアと通信技術はそれぞれ57%、55%だった。
\2012年のトレンドとなる技術やサービスに関する質問では、クラウドを挙げる企業が最も多く66%を記録した。2位以下はモバイルアプリ(53%)、ITセキュリティ(48%)、SNS(37%)が続く。
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