欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2011/11/23

経済産業情報

再可エネ助成負担額、2013年は大幅な上昇も

この記事の要約

50Hertz、Amprionなどの高圧送電網管理・運営大手4社は15日、再生可能エネルギー法(EEG)に基づく再可エネ電力助成負担の中期予測を発表した。それによると、2013年のEEG負担額はキロワット時(kWh)当た […]

50Hertz、Amprionなどの高圧送電網管理・運営大手4社は15日、再生可能エネルギー法(EEG)に基づく再可エネ電力助成負担の中期予測を発表した。それによると、2013年のEEG負担額はキロワット時(kWh)当たり3.66~4.74セントとなり、ほぼ据え置きとなる来年から一転。最大で1セント以上、上昇する見通しだ。

\

一方、国内の再可エネ発電設備の総発電能力については2016年には94ギガワット(GW)に拡大するとの予測を示した。発電エネルギー源はソーラーと風力が主流で、両者合わせて全体の91%を占める。一般電力網に供給される再可エネ電力は101テラワット時(TWh)に上り、電力会社による買い取り総額は190億ユーロに達する。

\

自家消費(ないし直接売電)用電力は58TWh(助成金46億ユーロ)、グリーン電力特典(最終消費者への販売量の50%以上をEEG対象設備から購入している電力供給事業者がEEG負担義務から免除されること)を受ける電力の販売量は7.5TWhに上ると予想している。

\