トヨタ自動車と独BMWが提携交渉しているとの情報が25日、『日本経済新聞』などによって報道された。提携分野はこれまでハイブリッド技術とディーゼルエンジンとされていたが、ここにきてリチウムイオン電池の研究・開発が有力視されている。ダウジョーンズ通信などが29日報じた。
\これまでの報道では、トヨタはBMWにハイブリッド技術を供給し、BMWからディーゼルエンジンの供給を受けるとされていた。だが、BMWはハイブリッド技術の分野で仏PSA Peugeot Citroenと2月に提携したばかりで、BMWがこの分野でトヨタが提携する可能性は低いもよう。
\一方、BMWがトヨタにディーゼルエンジンを供給するのは確かとみられている。トヨタが低迷する欧州販売を巻き返すには同地で需要の大きいディーゼル車を拡充する必要があるためだ。
\トヨタとBMWが共同研究・開発するとされるリチウムイオン電池は両社の次世代電気自動車に搭載されるという。
\両社はこの件についてコメントを一切控えている。メディア報道によると、今週中にも東京で正式発表があるもようだ。
\