独立系携帯電話サービスプロバイダーのDrillisch(マインタール)は28日、Deutsche Telekomのマンフレート・バルツ取締役(データ保護担当)を検察当局に刑事告発したと発表した。Deutsche Telekomが先ごろ、Drillischから手数料を不正請求されていたとしてDrillisch経営陣を刑事告発したことへの対抗措置。有価証券法違反を根拠としている。
\Deutsche Telekomは7日、Drillischと同子会社のSimplyが架空の顧客がいるように見せかけて同社から手数料を不正に受け取っていたと発表。Drillischとの販売提携を即時解消したほか、手数料の返還請求と刑事告発にも踏み切った。
\これを受けDrillischの株価は急落。DrillischはDeutsche Telekomの行為が有価証券法20a条で禁じられた市場操作に当たるとして逆告発に打って出た。
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