ドイツ連邦統計局が8日発表した2011年10月の製造業売上高は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比0.5％増（暫定値）となり、3カ月ぶりに拡大した。国内と国外がそれぞれ0.5％、0.7％増加。国外はユーロ圏が0.7％落ち込んだものの、ユーロ圏外は1.9％の伸びを示した。ユーロ圏は3カ月連続の後退となった。
\産業部門別では自動車の伸び率が最も大きく2.7％に達した。国外が3.9％増と特に好調だった。ゴム・樹脂製品と金属製造・加工もそれぞれ1.8％、1.2％の幅で増加している。一方、コンピューター・電子・光学機器は3.0％減少。3カ月連続で大幅に縮小した。食料品（1.5％減）と化学（1.4％減）も下落幅が1％を超えた。
\製造業売上の前年同月比の変動率（物価・営業日数調整値）は＋3.5％だった。増加幅は9月の同6.3％、8月の8.4％に比べて小さい。国内が＋4.0％、国外が＋3.0％で、国外の内訳はユーロ圏が＋1.6％、ユーロ圏外が＋4.1％だった。
\1-10月期の製造業売上（物価・営業日数調整値）は前年同期を8.6％上回った。国内が7.8％増、国外が9.6％増。国外はユーロ圏が7.7％増、ユーロ圏外が11.1％増だった。
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