自動車部品大手の独Bosch(シュツットガルト)は24日、米複合企業SPXグループから自動車故障診断機子会社SPX Service Solutionsを買収することで合意したと発表した。自動車修理工場向けの事業を強化する狙い。成約額は11億5,000万ドル。取引成立には独禁当局の承認が必要で、同社は上半期中のクロージングを見込む。
\SPX Service Solutionsは自動車故障診断機と関連のソフトウエア、修理道具を生産、販売している。世界17カ国の拠点に計2,700人の従業員を擁し、米国とドイツ、フランス、中国には工場を持つ。日本では現地法人SPXサービスソリューションズジャパンを通して事業を展開している。2011年の売上高は約9億2,000万ドル。
\Boschのアフターマーケット事業を統括するロベルト・ハンザー氏は「SPX Service Solutionsの買収により自動車故障診断機の有力企業になる」との見通しを示した。
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