ドイツ連邦統計局が1月27日発表した2011年の輸入物価指数は前年比で8.0%増加し、11年来の大きな上げ幅となった。世界経済の好調を背景に石油や鉱石などの原料価格が上昇。全体を強く押し上げた。
\原油価格は31.7%、石油製品も同28.0%上昇し、上げ幅はともに過去最高となった。天然ガスも上昇率が25.7%と大きい。原油と石油製品を除いたコアの輸入物価上昇率は5.1%だった。
\鉱石価格は23.3%上昇した。内訳は鉄鉱石が+34.6%、非鉄金属鉱石が+10.0%。粗鉄・鉄鋼・鉄合金と非鉄金属(半製品を含む)もそれぞれ8.8%、12.2%高くなった。
\農産物では綿が40.9%上昇、コーヒー生豆と穀物も各39.2%、33.7%上がった。
\輸出物価指数は3.7%増となり、29年ぶりの大きな上げ幅を記録した。
\2011年12月の輸入物価指数の変動率は前年同月比が+3.9%、前月比が+0.3%。同輸出物価はそれぞれ+2.1%、プラス0.1%だった。
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