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2012/2/1

総合 - ドイツ経済ニュース

2011年輸入物価8%上昇、11年来の上げ幅に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が1月27日発表した2011年の輸入物価指数は前年比で8.0%増加し、11年来の大きな上げ幅となった。世界経済の好調を背景に石油や鉱石などの原料価格が上昇。全体を強く押し上げた。\ 原油価格は31.7%、 […]

ドイツ連邦統計局が1月27日発表した2011年の輸入物価指数は前年比で8.0%増加し、11年来の大きな上げ幅となった。世界経済の好調を背景に石油や鉱石などの原料価格が上昇。全体を強く押し上げた。

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原油価格は31.7%、石油製品も同28.0%上昇し、上げ幅はともに過去最高となった。天然ガスも上昇率が25.7%と大きい。原油と石油製品を除いたコアの輸入物価上昇率は5.1%だった。

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鉱石価格は23.3%上昇した。内訳は鉄鉱石が+34.6%、非鉄金属鉱石が+10.0%。粗鉄・鉄鋼・鉄合金と非鉄金属(半製品を含む)もそれぞれ8.8%、12.2%高くなった。

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農産物では綿が40.9%上昇、コーヒー生豆と穀物も各39.2%、33.7%上がった。

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輸出物価指数は3.7%増となり、29年ぶりの大きな上げ幅を記録した。

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2011年12月の輸入物価指数の変動率は前年同月比が+3.9%、前月比が+0.3%。同輸出物価はそれぞれ+2.1%、プラス0.1%だった。

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