ドイツ連邦統計局が6日発表した2011年の実質賃金指数は前年比1.0%増となり、2年連続で上昇した。好景気を背景にベースアップ幅が大きかったことなどが反映された格好。インフレ率を加味しない名目の上昇率は3.3%に達し、前年の2.7%を0.6ポイント上回った。
\上げ幅が大きかったのは上半期で、第1四半期は名目が4.1%、第2四半期も同4.2%に上った。インフレ率を加味した実質でもそれぞれ2.0%、1.9%に達している。
\一方、下半期は第3四半期が名目3.0%増、第4四半期が同2.1%増と伸び率が低下。実質ベースでは第3四半期が0.6%増にとどまり、第4四半期は0.2%減少した。
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