充電システムやソーラーインバーターを生産するオーストリアの電機メーカーFronius(ペッテンバッハ)は1月31日、上海に同社初の中国子会社を設立すると発表した。同国太陽電池市場の急拡大を受けて、現地市場の開拓を本格化する考え。
\Froniusはこれまで、上海支店を通して中国事業を展開してきた。3月からは同支店を100%子会社の現地法人に切り替える。新会社は従業員12人でスタート。販売と技術サポート、修理業務を行う。
\現地では太陽光発電パネルからの直流電流を交流電流に変換するソーラーインバーターを販売していく。すでに上海市崇明県にある出力1メガワットのソーラー発電パークにソーラーインバーターを納入した実績がある。今後は建材一体型太陽光発電(BIPV)市場拡充に向けた政府支援プログラムが始まる2013年までに販売代理店網とアフターセールス網を拡充。急増する需要を取り込める体制を構築していく。
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