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2012/2/8

経済産業情報

大宇造船に発注のクレーン船で問題、洋上発電パーク建設に遅れ

この記事の要約

電力大手の独RWEが韓国の大宇造船海洋(DSME)に発注した洋上風力発電パーク建設用クレーン船の完成が遅れている。一部部品の仕様に問題があったためで、RWEは未完成の同クレーン船を韓国からドイツに輸送し、不具合を解消する […]

電力大手の独RWEが韓国の大宇造船海洋(DSME)に発注した洋上風力発電パーク建設用クレーン船の完成が遅れている。一部部品の仕様に問題があったためで、RWEは未完成の同クレーン船を韓国からドイツに輸送し、不具合を解消することを決めた。7日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が同社への取材などをもとに報じた。

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RWEは2009年末、同クレーン船2隻をDSMEに発注した。ドイツの造船会社に比べ費用が最大4割程度、低いことが決め手となったもよう。1隻当たりの価格は1億ユーロだった。

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本来の計画では2隻のうち1隻は昨年秋に完成し、すでに北海の風力発電パーク「Nordsee Ost」の建設に投入されているはずだった。だが、建設作業時の足場となる支柱用の鋼製円筒が仕様に合致しておらず、造船作業がストップしている。同円筒はドイツ製のため仕様に合致した製品を韓国に改めて輸出すると輸送時間がかかることから、RWEはクレーン船をドイツに運んで完成させることにした。DSMEの仕事そのものには満足しているという。

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同クレーン船の完成作業は公開入札で委託先を決定する。

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