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2012/2/22

経済産業情報

独カーシェアリング市場、利用者人口が16%増加

この記事の要約

カーシェアリング業界団体のBCSが発表した業界動向によると、2011年の国内利用者人口は22万人で、前年に比べ15.8%(3万人)増加した。成長幅は2010年(20.3%増)をやや下回ったものの、高い伸びを維持した。\ […]

カーシェアリング業界団体のBCSが発表した業界動向によると、2011年の国内利用者人口は22万人で、前年に比べ15.8%(3万人)増加した。成長幅は2010年(20.3%増)をやや下回ったものの、高い伸びを維持した。

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2011年末時点のカーシェアリング車両台数は5,600台で、1年前に比べ12%(600台)の増加。1台当たり利用者数は39人となった。また、ステーション数は12.5%増の2,700カ所で、カーシェアリングが利用できる自治体は309市町村に上った。

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運営形態は場所によって大きく異なる。大都市では専門の事業者が手がけるにの対し、それ以外では個人や有志が半ばボランティアで運営しているケースが大半を占める。

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11年の最も重要な動向としてBCSは自動車メーカーやレンタカー会社がカーシェアリング事業に本格参入したことを挙げた。BMWとシクストは6月に「DriveNow」を、フォルクスワーゲン(VW)は11月に「Quicar」をスタート。08年に独自動車メーカーとして先陣を切ったダイムラーの追撃に乗り出した。

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