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2012/2/22

経済産業情報

「ネットショッピングで生活の質向上」は5人に2人

この記事の要約

市場調査大手TNS Infratestがドイツ語圏のオンライン通販ユーザーを対象に実施した意識調査で、「ネットショップで買い物できることで生活の質が向上した」と感じる人が44%に達することが分かった。「向上したとは全く言 […]

市場調査大手TNS Infratestがドイツ語圏のオンライン通販ユーザーを対象に実施した意識調査で、「ネットショップで買い物できることで生活の質が向上した」と感じる人が44%に達することが分かった。「向上したとは全く言えない」は22%、「どちらとも言えない」は34%だった。

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オンライン通販の利点を挙げてもらったところ、ドイツのユーザーでは「時間を気にせず買い物できる」(81%)、「探している商品がすぐ見つかる」(66%)、「商品や価格などの情報が簡単に入手できる」(65%)が多かった。

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オンライン通販では利便性だけでなく、エモーショナルな経験も重要な役割を果たしており、「ネットショップで気に入った商品を注文すると、届くのが待ち遠しい」と回答したドイツ人は3人に2人、「商品の小包が来ると、まるでプレゼントを受け取った気分になる」も同50%を超えた。

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調査ではユーザーの意識が国によって異なることも分かった。「街まで買い物に行くよりストレスが少ない」を利点とするのはドイツ人で63%に上ったのに対し、スイスでは42%にとどまった。

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オンライン通販がどんな点で生活の質向上に貢献するかとの質問では「買い物に不便な地域の人にとって便利」との回答が74%で最も多く、これに「従来のカタログ販売より優れている」(68%)、「家族持ちや仕事で時間のない人に便利」(65%)が続いた。

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今回のアンケート調査は、TNS Infratestがドイツポストの委託を受けて、ドイツ語圏(ドイツ、オーストリア、スイス)のオンライン通販利用者1,800人を対象に昨年9月に実施した。

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