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2012/3/7

経済産業情報

エネルギー消費量が1970年代初頭以来の低水準に

この記事の要約

エネルギー関連情報のサービス機関Arbeitsgemeinschaft Energiebilanzenが5日発表した2011年の国内一次エネルギー消費量は前年比5.3%減の4億5,600万TCE(石炭換算トン)となり、1 […]

エネルギー関連情報のサービス機関Arbeitsgemeinschaft Energiebilanzenが5日発表した2011年の国内一次エネルギー消費量は前年比5.3%減の4億5,600万TCE(石炭換算トン)となり、1970年代初頭以来の低水準を記録した。温暖な日が多かったほか、エネルギー価格の高騰と省エネの進展もプラスに働いた格好。暖房需要が減少した効果で、天然ガスの消費量は約13%減少した。

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生産一単位当たりに必要なエネルギー消費量は前年比で3%減った。減少幅は長年の平均値の2倍に上るという。

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エネルギー利用に伴う二酸化炭素(CO2)の排出量は4%減少した。減少率がエネルギー消費量の5.3%を下回ったのは、CO2排出削減効果の高い原子力発電の利用がエネルギー政策の転換を受けて大幅に減ったため。

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