建設大手の独Bilfinger Berger(マンハイム)は10日、洋上風力発電設備用の土台製造でポーランドの鉄鋼大手Crist、同国営投資ファンドMARSと合弁会社を設立すると発表した。3社で約5,000万ユーロを投じてバルト海のグリフィア島(ポーランド領)に生産設備を建設。2014年から操業を開始する。出資比率はBilfinger Bergerが62.5%、Cristが25%、MARSが12.5%。
\合弁会社は雇用規模が450人。鋼鉄を年8万トン加工し、風力発電タービン80基分の土台を製造する。
\Bilfinger Bergerはこれまで、洋上風力発電用土台の設置作業を手がけてきた。今後は土台を自ら生産することで事業の幅を拡大。競争力を強化する意向だ。競合の独Hochtiefも洋上風力発電分野で事業の幅を広げている。
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