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2012/5/16

総合 - ドイツ経済ニュース

ノルトライン・ヴェストファーレン州議選、与党が過半数割れ解消

この記事の要約

ドイツ最大のノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州で13日に州議会選挙が実施され、これまで少数与党だった社会民主党(SPD)と緑の党が過半数議席を獲得し政権基盤の強化に成功した。一方、政権奪回を狙った中道右派の大政 […]

ドイツ最大のノルトライン・ヴェストファーレン(NRW)州で13日に州議会選挙が実施され、これまで少数与党だった社会民主党(SPD)と緑の党が過半数議席を獲得し政権基盤の強化に成功した。一方、政権奪回を狙った中道右派の大政党・キリスト教民主同盟(CDU)は得票率が史上最低の26.3%へと大きく後退。トップ候補として参戦したノルベルト・レットゲン連邦環境相は同州の党代表を辞任する意向を表明した。連邦環境相には留任する。

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SPDは議席数を従来の67から99へと拡大。緑の党も23から29へと伸ばし、与党の議席数は過半数ラインの119を上回る128に達した。

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得票率を伸ばしたのはSPDと中道右派の自由民主党(FDP)、および新興政党の海賊党だ。このうちSPDとFDPはトップ候補の人気の高さが最大の押し上げ要因となっており、SPDのトップ候補ハンネローレ・クラフト州首相はSPDの次期連邦首相候補となる可能性も出てきた。FDPは今回の選挙で人気凋落にひとまず歯止めがかかった格好。海賊党は昨年9月のベルリンの州議選からこれまでに計4州で議会進出を果たした。

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NRW州議選は政府予算案の否決を受けて実施された。与党が過半数議席を確保したため、今後は安定した政権運営が見込まれる。

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