ドイツ化学工業会(VCI)が10日発表した2012年第1四半期の業界生産高(製薬を含む)は前期比1.5%増となり、4四半期ぶりに好転した。国内とアジアの新興国、米国で需要が特に大きく回復。工場稼働率は前期の81.7%から84.1%へと上昇した。
\業界売上は3.5%増加した。生産増のほか出荷価格が平均0.6%上昇したことが反映された格好。国内売上は5.0%、国外も同2.5%拡大した。
\2012年通期の売上高予測は前年比1%増の1,860億ユーロに据え置いた。生産高は横ばいに推移するものの、出荷価格が1%上がるとみている。
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