ドイツの経営コンサルティング市場が好調だ。調査会社Luenendonkのオーナー、トーマス・リューネンドンク氏によると、売り上げの60%以上を経営コンサルティング事業が占める主要企業の2011年売上高は平均11%上昇、市場規模は160億ユーロに達した。18日付『ハンデルスブラット』紙が報じた。
\ドイツでは金融・経済危機からの回復を受けて経営コンサルティングが「ルネサンス」を迎えており、特に組織再編、事業プロセス改善、経営戦略の実行に関する分野で需要が伸びているという。
\最大手はこれまで同様マッキンゼーで、2011年の売上高は推定6億ユーロを超えた。これにボストン・コンサルティング・グループ(BCG、4億9,000万ユーロ)とローランド・ベルガー(4億2,000万ユーロ)が続く。4位~13位までの10社は売上高が2億ユーロ台で、大きな違いがない。
\BCGはドイツで急速に事業を拡大しており、すでにローランド・ベルガーを抜き去った。現在はマッキンゼーに照準を据えており、独法人のクリスティアン・ファイト社長は「追い越すのは時間の問題だ」と言いきった。
\