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2012/5/30

経済産業情報

化学・製薬企業に対する社員の評価が上昇

この記事の要約

化学・製薬業界の大卒社員と管理職からなる組合VAAは25日、組合員2,000人強を対象に実施した年次アンケート調査の結果を発表した。それによると、自社の雰囲気や人事方針に対する評価の平均値は3.1となり、昨年の同3.3か […]

化学・製薬業界の大卒社員と管理職からなる組合VAAは25日、組合員2,000人強を対象に実施した年次アンケート調査の結果を発表した。それによると、自社の雰囲気や人事方針に対する評価の平均値は3.1となり、昨年の同3.3からやや改善した(1~6の6段階で回答。1が最高、6が最低)。好景気を背景に企業業績が良好なことが反映されたもようだ。計25社が調査対象となった。

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評価ランキングでトップを獲得したのはBASFで、昨年の2位から1ランク上昇。昨年1位のワッカー・ケミーは4位へと転落した。太陽電池セルの原料である高純度シリコンの需要急減を受けて業績が悪化したことが響いた。2位には昨年3位のベーリンガー・インゲルハイム、3位には同4位のランクセスがそれぞれ浮上した。一方、製薬部門で大規模なリストラを実施するメルクは昨年の5位から16位へと大きく転落。買収に伴い重複業務の削減に取り組むナイコメッド/武田薬品工業も21位から25位へと落ち込んだ。

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