自動車大手の独Daimler(シュツットガルト)は5月29日、ブラジルの商用車・バス工場の操業を5カ月間、停止すると発表した。同国市場の低迷に対応する。競合のVolvoも先ごろ、現地生産の見合わせ方針を打ち出した。
\操業停止の影響を受ける従業員は1,500人。生産ラインの停止期間中は給与の大部分が支給され、従業員は研修への参加を義務づけられる。Daimlerの現地従業員数は1万5,000人。
\ブラジルでは今年、新しい排ガス規制の導入を受けてトラックとバスの販売が大きく減少している。2012年の販売台数は前年を10~20%下回る見通しだ。
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