ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5月31日発表した独業界の2012年4月の受注高は前年同月比で実質11%減となり、6カ月連続で後退した。国内受注が14%、国外も同9%の幅で落ち込んだ。
\ユーロ圏からの受注は17%減と、後退幅が特に大きかった。ユーロ圏外は7%減。中東、ロシア、東南アジアは増加したものの、中国は縮小した。
\特殊要因による統計上のブレが小さい3カ月単位の比較をみると、2~4月は前年同期を9%下回った。国内が10%減、国外が9%減。部門別では繊維機械と木工機械、精錬・圧延機械が30%以上、落ち込んだ。一方、鋳造機械と鉱山機械、プラント・エンジニアリング機器、食品機械は2ケタ台の成長を確保した。
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