ドイツ政府は6日、民間介護保険の被保険者に助成金を支給することを柱とする法案を閣議決定した。高齢化社会の進展に伴い公的介護保険だけでは将来的に十分な介護サービスを受けられなくなることに対応。国が助成金を出すことで民間介護保険への加入を促し、高齢者が質の高い介護サービスを受け続けられる体制を構築する。
\受給資格者は公的介護保険の被保険者(成人のみ)で、(1)年間保険料が120ユーロ(月当たり10ユーロ)以上の民間介護保険に加入する(2)民間介護保険金が月600以上――の条件を満たすと年間60ユーロ(月5ユーロ)の助成金を受給できる。
\政府は2013年1月から支給を開始する方針。当初は約150万人分の助成額に相当する約9,000万ユーロを予算として計上する。
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