独ブレーキ大手Knorr-Bremseのオーナー、ハインツヘルマン・ティーレ氏が独鉄道設備大手Vossloh(ヴェルドール)への出資比率を従来の19.5%から20.22%に引き上げた。Vosslohが16日、明らかにした。同氏は出資比率を25%超に引き上げることを独墺の独禁当局から3月に承認されていた。
\ティーレ氏は2011年春、Vossloh株15%超を取得して第2位株主となった。出資の理由は「長期的・戦略的なものだ」と述べるにとどめ、具体的な狙いを明らかにしていない。同社の買収を目指しているとの観測もあるが、Vossloh株34%を持つ創業一族は保有株を売却しない意向をすでに表明している。
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