連邦経済省が6日発表した2012年7月のドイツ製造業受注指数は物価・営業日数・季節要因調整後の実質で前月比0.5%増(暫定値)となり、2カ月ぶりに好転した。受注指数の上振れにつながる大型受注は極めて少なかったものの、国内が1.0%増加して全体を押し上げた格好。国外はユーロ圏が0.6%減、ユーロ圏外が0.5%増で、トータルでは0.1%上昇した。
\製品部門別では中間財と投資財がそれぞれ0.5%増加、消費財は1.2%減少した。
\一時的な要因による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較をみると、6~7月は前の期の4~5月を1.0%下回った。国内は2.1%減で、ユーロ圏は0.6%減、ユーロ圏外は±0%だった。部門別では中間財が2.4%減と大きく低下、投資財も0.4%後退した。消費財は1.0%増加している。
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