ドイツ連邦統計局が20日発表した2012年8月の生産者物価指数は前年同月比の上昇率が1.6%となり、前月の同0.9%を0.7ポイント上回った。エネルギー価格が3.2%上昇したことが大きく、エネルギーを除いたコアの上げ幅が0.9%にとどまった。生産者物価は前月比でも0.5%上昇した。
\エネルギーでは石油製品が前年同月比で9.9%、天然ガスが同7.3%の幅でそれぞれ上昇し、全体を強く押し上げた。電力は一般世帯と産業向けが上昇したものの、ディストリビューター向けが13.0%低下したため、全体では3.9%下がった。
\非耐久消費財も2.3%上昇した。上げ幅が大きかったのは食料品で2.8%を記録、食肉(家禽を除く)は同10.3%に上った。バターと牛乳はそれぞれ30.1%、10.9%の幅で低下した。
\耐久消費財は1.6%上昇、生産財も1.1%上がった。
\中間財は0.2%落ち込んだ。金属の減少幅は4.1%で、特に圧延鋼は5.5%に達した。飼料と肥料は各14.9%、9.3%上昇した。
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