ドイツ連邦経済省が8日発表した2012年11月の製造業受注指数は物価・営業日数・季節調整後の実質で前月比1.8%減となり、2カ月ぶりに悪化した。比較対象の10月は同3.8%増えており、その反動が大きい。特にユーロ圏外は10月の8.0%増から6.5%減へと大幅に落ち込んだ。国内は1.3%増、ユーロ圏(ドイツを除く)は0.2%増で、ともに2カ月連続で改善している。経済省は企業景況感がこのとろろ改善していることを指摘。受注に安定の兆しが出てきたようだとの見方を示した。
\部門別では投資財が3.1%減少し、足を強く引っ張った。ユーロ圏外が7.4%低下、ユーロ圏も0.7%落ち込んだ。国内は0.8%増加している。
\消費財も1.6%減少した。ユーロ圏が3.0%増えたものの、国内とユーロ圏外がそれぞれ3.9%、2.3%落ち込んだ。
\中間財は0.2%増で、内訳は国内が2.8%増、ユーロ圏が0.6%増、ユーロ圏外が5.3%減だった。
\製造業受注を大型受注による統計上のブレが小さい2カ月単位の比較でみると、10~11月は前の期の8~9月を1.6%上回った。ユーロ圏外が4.7%増加、国内とユーロ圏はそれぞれ0.1%、0.2%後退した。部門別では投資財と中間財が各2.2%、1.0%拡大、消費財は0.2%縮小した。
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