墺Greiner Bio-One Internatinal AGの独臨床検査機材子会社Greiner Bio-One GmbH(フリッケンハウゼン)が好調だ。ラザニアなどの加工食品に馬肉が混入していた事件を受けて、同社が開発した食肉用DNA検査用品「Carno-Check」の引き合いが欧州各国の検査機関から拡大したためだ。最近は米国からも問い合わせがあるため、同国市場での販売認可申請を検討している。ハインツ・シュミート社長への取材をもとに16日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。
\Carno-Checkは馬肉のほか、豚、ロバ、羊、牛、鶏、七面鳥、山羊の肉を検査できる。所要時間は4時間と極めて短い。
\分子生物学分野では現在、性感染症とワクチン品質検査の2分野を重点強化しており、ワクチン品質検査では所要時間を従来の4週間から数時間に短縮することに成功したという。シュミート社長はすでに有名なワクチンメーカー2社に製品を供給していると語った。
\同社は従業員数が330人で、2011年売上高は8,400万ユーロだった。親会社Greiner Bio-One Internatinalは従業員数が1,700人強、11年売上高が3億2,700万ユーロ。
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