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2013/4/17

経済産業情報

サムスンの特許否認、ターボ符号技術で=独特許裁

この記事の要約

ターボ符号・複合化装置および方法に関し韓国のサムスン電子が保有する欧州特許(1 005 726)は無効として米アップルが提訴している係争で、ドイツ連邦特許裁判所は10日、同特許を無効とする判断を示した。11日に発表された […]

ターボ符号・複合化装置および方法に関し韓国のサムスン電子が保有する欧州特許(1 005 726)は無効として米アップルが提訴している係争で、ドイツ連邦特許裁判所は10日、同特許を無効とする判断を示した。11日に発表されたプレスリリースでは判決理由が明らかにされていない。ターボ符号・複合化はノイズのある限られた帯域幅で情報転送量を可能な限り最大化する技術。

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連邦特許裁が否認したサムスンの特許は1998年に付与されたもの。12日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が専門家の発言として報じたところによると、当時は欧州特許庁(EPO)の特許付与基準が甘かった。EPOは近年、特許基準を大幅に引き上げており、連邦特許裁はそうした流れを踏まえて今回の判決を下したもようだ。

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連邦特許裁はアップルのスマートフォンに搭載されているロック解除機能の特許を否認する判決を4日に下したばかり。この係争はサムスン電子とモトローラが起こしたもので、アップルは上告できる。

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