産業サービス大手の独Ferrostaalが従業員を削減する計画だ。事業環境の変化を受けた措置。カイハンス・エヴァルトゼン社長への取材をもとに17日付『ハンデルスブラット』紙が報じた。
\エッセン本社で従業員480人のうち175人を整理する。2009年時点では本社勤務が750人に上っており、今回で2度目のリストラとなる。
\自動車メーカー向けサービス事業でも従業員を数百人、削減する見通しだ。主要顧客のOpelとFordがそれぞれ独ボーフム工場、ベルギー・ヘンク工場を閉鎖するため、両工場に勤務するFerrostaalの従業員を整理する。
\同社はこのほか、発電所プロジェクト事業をスイス企業Promanとの合弁会社（折半出資）に移管した。大型プロジェクトを各国の現地企業が受注するケースが増えているうえ、銀行が大型プロジェクト融資に慎重になっているためだ。
\Ferrostaalは商用車大手MANの元完全子会社。2009年にアラブ首長国連邦の投資会社IPICとの合弁会社に移管されたものの、その直後にFerrostaalの贈賄事件が判明したため、11年に独投資会社MPCに完全売却された。
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