ドイツ連邦統計局が21日発表した2013年4月の生産者物価指数は前年同月比0.1%増となり、上げ幅は前月の同0.4%、前々月の1.2%を大きく下回った。川上の輸入物価は1月から下落し続けており、今後は川下の生産者物価も低下する可能性がある。エネルギーと中間財が全体を強く押し下げた。
\エネルギー価格は0.7%下がった。石油製品が8.3%下落、液化石油ガスと灯油は低下幅がそれぞれ21.5%、11.3%に達した。電力と天然ガスは各1.4%、1.5%上昇している。エネルギーを除いたコアベースの生産者物価は0.4%上がった。
\中間財も0.7%低下した。金属が5.4%下落、貴金属は22.3%下がった。飼料と穀物粉はそれぞれ13.9%、11.1%上昇した。
\生産財は0.8%上昇、耐久消費財も0.9%上がった。
\非耐久消費財は1.6%高くなった。食料品が2.6%上昇、バターの上げ幅が15.3%に達した。コーヒーは3.3%低下した。
\生産者物価指数は前月比では0.2%減となり、3カ月連続で低下した。エネルギーと中間財がそれぞれ0.3%、0.4%の幅で下落。非耐久消費財は±0%で、投資財と耐久消費財も各0.1%の上昇にとどまった。
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