自動車部品大手のContinental(ハノーバー)は17日、中国事業担当の取締役ポストを新設すると発表した。同国市場の重要性が高まっていることに対応する狙いで、シャシ・安全システム事業を担当するラルフ・クレーマー取締役が8月に就任する。自動車大手のVolkswagen(VW)とDaimlerはすでに中国担当取締役を設置している。
\Continentalは過去3年間で、中国の従業員数を約2倍の1万7,000人に拡大した。同国の自動車工場数が2015年までに現在の120カ所から142カ所から増えることもあり、取締役を設置して、現地事業を強化する意向だ。
\2012年売上高(327億ユーロ)に占める中国事業の割合は8%(金額27億ユーロ)、アジア事業は同18%(同60億ユーロ)に上った。同社はアジア事業の比率を30%に高め、景気低迷が続く欧州市場への依存度を引き下げる意向だ。
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