エネルギー大手の独Eon(デュッセルドルフ)は他社との提携を通して事業を拡大していく方針だ。投資資金が少なくてすむためで、特にリスクが大きい再生可能エネルギー分野では提携を重視する。他社との合併は念頭にない。マルクス・シェンク財務担当取締役が『ハンデルスブラット』紙に明らかにした。
\同社は競争力の強化に向けて今後、分散型エネルギー・再可エネへの投資や欧州域外の市場開拓を加速させる方針。ただ、現在は債務圧縮に取り組んでおり、手元資金が少ない。すでにブラジルとトルコでは市場開拓に向けて現地企業と提携した。
\再可エネ分野では昨年、米国の風力発電パーク3カ所に出資。今後はこれらのパークから得られる収入で新たなプロジェクトに投資していく。
\