電動工具メーカーの独Metabo(ニュルティンゲン)がアジア事業を強化する。ホルスト・ガブレヒト社長などへの取材をもとに17日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。
\同社はアジア事業強化のため、すでに上海に会社を設立し、販売、開発、生産を行っている。今後はインド、タイ、韓国、インドネシアに販社を設立する考え。売り上げに占める欧州域外の割合を2018年までに昨年の30%から40%に引き上げる計画で、北米・南米事業も強化していく。
\欧州では今後、金属加工業者向けのハンマードリル、グラインダー、研磨機事業を強化し、日曜大工用の工具は展開しない。ガブレヒト社長は、「現在は南欧、ロシアを中心にケーブル付きの機器が売れているが、5年後には充電式のものが主流となる」との見方を示した。
\Metaboの従業員数は約1,100人。昨年の売上高は前年比2%増の3億4,700万ユーロで、そのうちの12%をドイツが占めた。
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