機械メーカーの独Centrotherm(ブラオボイレン)は3日、会社更生手続きが終了したと発表した。今後は太陽電池製造装置事業の経営資源をセル分野に絞り込むほか、半導体製造装置事業を強化。業績の拡大を目指す。
\同社は顧客企業の相次ぐ経営破たんや業績不振を背景に経営が急速に悪化しため、昨年7月に会社更生手続きの適用をウルム区裁判所に申請し、自己管理型の経営再建を進めてきた。再建計画については今年1月に債権者の承認を得ており、今後は債務を株式に転換。減資と増資の手続きを経て旧株主の出資比率を20%に引き下げる。
\半導体製造装置の需要は大きいといい、Centrothermは同事業の売上高が将来的に1億~1億5,000万ユーロに拡大すると予想している。
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