ドイツの中堅・中小企業の投資活動が活発化しそうだ。GEキャピタルが半年に1回、欧州7カ国を対象に実施するアンケート調査をもとに5月31日付『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じた。
\それによると独中堅・中小企業の今後1年間の投資予定額は1,640億ユーロで、昨秋の前回調査(1,030億ユーロ)から約60%増加した。1社当りの平均額は13万8,000ユーロ(前回8万7,200ユーロ)に上る。投資額のうち765億ユーロは機械に振り向けられる。GEキャピタルのドイツ事業統括責任者は「投資縮小の時期は終わったようだ」との見方を示した。同社によると、中堅・中小企業が計画通りに投資を実施すれば98万6,000人の雇用が創設されるという。
\フランスの中堅・中小企業の間には先行き懸念が広がっているものの、投資予定額は前回調査を6%上回る630億ユーロに拡大した。1社平均は5万4,000ユーロ。一方、ポーランドの総額は約3分の1の240億ユーロへと大きく後退した。1社平均は9万2,000ユーロで、フランスを大きく上回る。
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