大手コーヒーチェーンの独Tchiboがコーヒー市場の調査レポート『Kaffeereport 2013』を発表した。それによると、ドイツのコーヒー豆・粉の購入量は1人当たり年6.9キログラムで、国内消費量は計730億杯に上る。また、2011年に世界で生産された有機栽培コーヒーの23%はドイツに輸出された。調査は統計ポータルStatista.comと経済誌出版社Brand Eins Wissenの協力を得て実施した。5月31日付『ヴェルト』紙が報じた。
\欧州全体でみると、コーヒー消費量は北欧で多く、最大のフィンランドでは1人当たり1日4.1杯に達した。これにノルウェー(3.3杯)、デンマーク(3.0杯)が続く。ドイツは2.6杯。南欧のイタリアは意外と少なく1.9杯にとどまる(グラフ参照)。また、コーヒーを1日に少なくとも一杯飲む人の割合はオーストリアで85%に上ったのに対し、スペインは63%と少なかった。
\最近はエスプレッソの人気が高く、ハンガリーでは「フィルター式コーヒーよりもエスプレッソを好む」人が36%に上った。また、直火式エスプレッソメーカーでいれたものが最も美味しいと考える消費者はイタリアで70%、スペインで63%に達した。
\コーヒーの購入価格をみると、ドイツは比較的安く、500グラム当り4.04ユーロにとどまった。最も高いのはイギリスで15.07ユーロ。最低はフランスの3.28ユーロだった。
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