保険大手の独Allianz(ミュンヘン)は5日、投資子会社Allianz Capital Partners(ACP)を通してスウェーデンの風力発電パーク「Maevaara」を現地企業O2から取得すると発表した。Allianzは欧州債務危機を背景に国債の運用利回りが低下していることを受けて再生可能エネルギー向けの投資を強化している。
\Maevaaraはフィンランドとの国境都市パジャラの近郊にある発電パークで、発電容量は72メガワットに上る。ACPは2014年の完成後にO2から譲り受ける。米検索大手Googleがフィンランドに持つ電算センターに10年間、電力を供給することが決まっている。O2は同発電パークの運営を引き受ける。
\APCは現在、風力発電パーク36カ所、ソーラーパーク7カ所を運営している。今回の買収により同社の再可エネ投資額は計15億ユーロを超えた。
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