樹脂部品大手の独Roechling（マンハイム）は12日の決算発表で、日中自動車メーカーとの取引を拡大する方針を表明した。Volkswagen（VW）グループ、BMW、Daimlerなどドイツメーカーはすでの大口顧客となっており、新たな取引先を獲得し事業を拡大する意向だ。
\自動車部品部門の2012年の売上高は前年比8％増の5億9,920万ユーロで、中国メーカーとの取引はそのうちの1％、日本メーカーは同0.3％にとどまった。同社はこれを16年までにそれぞれ4％、3％に拡大する考え。16年の部門売上高は約7億5,000万ユーロを見込む。
\12年のグループ売上高は11億9,000万ユーロで、前年から5.2％増加した。事業のもう1つの柱である産業向け高性能樹脂部門も買収の効果で2.7％増の5億9,370万ユーロに拡大した。太陽電池向け事業は不振で、売上規模が1,500万ユーロ縮小したという。
\今年は買収を除いた内部成長ベースで5％の成長を見込む。1-3月期の売上高は前年同期比横ばいの3億570万ユーロだった。
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