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2013/6/19

企業情報

Deutsche Telekom AG―固定網通信速度制限で譲歩―

この記事の要約

Deutsche Telekom(ボン)はデータ通信量が一定量を超えた固定網インターネット顧客を対象に通信速度を大幅に引き下げる計画について、速度の引き下げ幅を緩和する。ユーザーなどから激しい批判が出たためで、減速後の通 […]

Deutsche Telekom(ボン)はデータ通信量が一定量を超えた固定網インターネット顧客を対象に通信速度を大幅に引き下げる計画について、速度の引き下げ幅を緩和する。ユーザーなどから激しい批判が出たためで、減速後の通信速度を当初計画の400Kbits/s弱から5倍の2Mbits/sに引き上げる。ドイツ市場のマーケティング事業を統括するミヒャエル・ハクスピール氏は12日、「ここ数週間、顧客の声を聞き、主な懸念が何であるかが分かった」と事情を説明した。

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同社は4月下旬、データ通信量が一定量を超えた固定網ネット顧客を対象に通信速度を引き下げる計画を明らかにした。ビデオ・ダウンロードの急増などを背景に通信容量が限界に達する恐れが出てきたためで、5月2日以降の新規契約に適用する方針。実際に速度制限を実施するのは16年以降になる。

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当初計画では、最大通信速度16Mbit/sの顧客については月のデータ通信量が75ギガバイトを超えると、通信速度を384Kbits/sに引き下げることになっていた。

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