独ディスカウントスーパー大手のLidl(ネッカーズルム)は13日、米国市場への参入に向けて事業化可能性調査(フィージビリティスタディ)を開始すると発表した。主に東海岸地域を中心に実施、2015年初頭までに結論を出す予定だ。進出が決まれば、同国市場に先行参入した競合のAldi SuedとAldi Nordを追撃する形となる。
\Aldi Suedは1976年に米国進出を果たした。現在は東海岸から中部のカンザス州にかけて1,200以上の店舗を展開しており、売上高は推定で約75億ユーロに上る。Aldi NordもTrader Joe’sブランドで約400店舗を運営。売上高は同59億ユーロで、収益力は極めて高いという。
\Aldiがプライベートブランド中心の品ぞろえを特徴とするのに対し、Lidlはブランド品の販売を売り物としている。欧州ではこれがLidlの強みとなっているものの、米国では小売世界最大手のWal-Martと直接競合。価格競争で勝ち目はないとの指摘もある。
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