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2013/6/26

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SGL Carbon SE―炭素複合材分野でサムスンと合弁―

この記事の要約

炭素製品大手の独SGL(ヴィースバーデン)は20日、サムスン石油化学と共同で炭素複合材料の合弁販社を設立すると発表した。アジア事業を強化するとともに、同材料の投入分野を拡大していく考えで、まずはサムスングループ向けを中心 […]

炭素製品大手の独SGL(ヴィースバーデン)は20日、サムスン石油化学と共同で炭素複合材料の合弁販社を設立すると発表した。アジア事業を強化するとともに、同材料の投入分野を拡大していく考えで、まずはサムスングループ向けを中心に韓国で製品を販売。中期的に他のアジア市場にも投入していく。

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蔚山にあるサムスン石化の拠点内に折半出資の合弁会社Samsung SGL Carbon Composite Materialsを設立。7月末までに独禁当局の承認を得て、事業を開始する。出資額は明らかにしていない。

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サムスングループは同合弁を通して炭素複合材料を長期的に安定確保する考え。投入分野としては家電、医療機器、風力発電用ローター、圧力容器、自動車など幅広い分野を念頭に置いている。サムスン石化のYoosung Chung社長は「軽量素材は今日、産業用途に限らず、デジタル機器など消費財分野でも大きな意味を持っている」と述べ、投入分野の開拓に意欲を示した。

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