高級車大手のBMWがドイツ本国でインターネットを通した直販事業を検討している。独市場販売を統括するローラント・クリューガー氏は経済誌『ヴィルトシャフツボッヘ』に対し、顧客ニーズの変化に対応した措置だと説明。実店舗を補う販売チャンネルとして利用する考えを示した。
\販売代理店はこれに反発しており、代理店組合のヴェルナー・エンテンマン会長は「（ネット）直販ルートの開設を拒否することをBMWに明確に伝えてある」ことを明らかにした。
\同誌によると、BMWは直営店の削減も検討している。国内に現在20カ所ある直営店を5～6カ所に集約する方向で、ミュンヘン、ベルリン、ハンブルク、フランクフルト、デュッセルドルフの5カ所は存続させる。シュツットガルトについては存続か廃止かを決定してないという。廃止する拠点は売却ないし閉鎖する。
\競合のダイムラーも国内の直営店数を削減する方針で、現在、計4カ所を売却する方向で交渉している。
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