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2013/7/31

経済産業情報

アフリカでソーラー電力販売

この記事の要約

太陽光発電敷設事業者の独Kirchner Solarグループが、ソーラー電力の販売事業をアフリカ東部のウガンダで展開している。必要なのはソーラーパネルとバッテリーだけで送電網が不要なため、大きな需要を掘り起こす可能性もあ […]

太陽光発電敷設事業者の独Kirchner Solarグループが、ソーラー電力の販売事業をアフリカ東部のウガンダで展開している。必要なのはソーラーパネルとバッテリーだけで送電網が不要なため、大きな需要を掘り起こす可能性もある。24日付『南ドイツ新聞』が報じた。

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同社は1991年の設立。当初はキャンピングカーやヨットに太陽光発電セルを搭載するなどの事業を展開してきた。アフリカ市場に関心を持ったのは、会社創設者のラールス・キルヒナー社長がウガンダ出身の知人から同国の携帯電話事業を聞いてからだ。ウガンダには電気が通っていない村が多く、携帯電話を充電するには遠く離れた町に行って電力を購入する必要がある。

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同社はウガンダの移動通信事業者と交渉して基地局にソーラーパネルとバッテリーを設置。基地局に電力を供給するほか、周辺の住民にも販売している。

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料金体系は2つある。1つは24時間いつでも電力を利用できるというもの、もう1つはバッテリーに十分な電力がある場合にのみ利用できるというものだ。

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投資額は420万ユーロに達した。今後3~4年で損益分岐点を確保できるとみている。

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