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2013/8/7

企業情報

EADS―Airbusグループに社名変更―

この記事の要約

欧州航空宇宙大手のEADS(ライデン)は7月31日の決算発表で、社名をAirbusグループに変更することを明らかにした。Airbusは売り上げの3分の2を占めるうえ、世界的に知名度も高いため、グループ全体の社名に採用する […]

欧州航空宇宙大手のEADS(ライデン)は7月31日の決算発表で、社名をAirbusグループに変更することを明らかにした。Airbusは売り上げの3分の2を占めるうえ、世界的に知名度も高いため、グループ全体の社名に採用する。

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社名変更に合わせて現在4つある事業部門を3つに再編。航空機部門Airbusは民間機専門の部門となり、軍用機事業と軍需部門Cassidian、宇宙部門Astriumは新設のAirbus Defence and Spaceに統合される。ヘリコプター部門Eurocopterは名前をAirbus Helicoptersに変更する。3部門はすべて「Airbus」の一語を採用しているため、同一グループに属していることが分かりやすくなり、知名度が上がる効果が期待できる。組織再編は来年1月1日から漸次進めてゆき、下半期に終了する予定。

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2013年第2四半期(4~6月)の営業利益(EBIT)は8億8,700万ユーロとなり、前年同期から23%増加した。民間機需要の拡大に支えられAirbus部門が63%増の6億3,700万ユーロに拡大、全体をけん引した。Cassidianは4%増の7,900万ユーロで、Eurocopter(19%減の1億800万ユーロ)とAstrium(11%減の5,700万ユーロ)は減益となった。

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EADSの売上高は3%増の139億4,500万ユーロ、純利益は14%増の5億1,800万ユーロだった。

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