医薬品・医療機器メーカーの独Fresenius Kabi(バート・ホンブルク)は19日、インドネシアの製薬大手PT Soho Global Health(SGH)と提携すると発表した。SGHの子会社PT Ethica Industri Farmasi (EIP)の資本51%を譲り受けて合弁化。同国最大の後発医薬品注射剤メーカーとなる。取引金額は公表しないことで合意した。買収手続きは第3四半期中に終了する見通しという。
\EIPは1946年の設立で、ジャカルタに生産拠点を持つ。売上高は4,000ユーロ強。
\インドネシアでは国民皆保険制度の導入が来年から始まり、2019年には国民ほぼ全員が近代的な医療を受けられるようになる見通し。これに伴い国内医薬品市場は18年までに71億ユーロへと倍増することが予想されている。Fresenius Kabiはこの需要を取り込むためにEIPの過半数資本を獲得する。
\同社は06年にインドネシア市場に進出。これまでは医療機器と栄養食を主に販売してきた。
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