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2013/8/21

経済産業情報

テュフズード子会社、認証業務停止処分に

この記事の要約

国際食品規格(IFS)認証の審査手続きに問題があったとして技術監査大手テュフズードの子会社TÜV Süd Management Service(TSMS)が90日間の当該業務停止処分を受けていたことが、独『ヴェルト』紙の […]

国際食品規格(IFS)認証の審査手続きに問題があったとして技術監査大手テュフズードの子会社TÜV Süd Management Service(TSMS)が90日間の当該業務停止処分を受けていたことが、独『ヴェルト』紙の調べで明らかになった。IFSの上位団体が実施する立ち入り調査で不備が発覚した。業務停止処分は今月半ばで終了、現在は業務を再開しているもようだ。

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IFS認証は独小売業中央連盟(HDE)が2003年に導入した。ドイツとフランスの小売業者が販売するプライベート・ブランド(PB)製品を対象に、製造から流通、販売に至るすべてのプロセスで安全性、品質、法的規格を満たしていることを証明するものだ。

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TSMSの不手際の具体的な内容は公表されていないが、審査手順上での問題であり、基準に達していない企業に認証を付与したといった重大なミスではないという。

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IFSは数年前から、国内にある約50のIFS認証機関へのチェック体制を強化している。特に1年前、製パン大手のMueller-BrotがIFS認証取り消しで倒産に追い込まれたことをきっかけに同認証制度への批判が高まっており、認証審査の方法についても見直しを進めている。Mueller-Brotの認証手続きを担当したSGSオーストリア・コントロールもTSMS同様、90日の業務停止処分を受けた。

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